角田光代著『これからはあるくのだ』理論社/2000年/ISBN:4652071876
装丁は池田進吾。奥付には©2000 Mitsuyo Kakuta, Shingo Ikeda Printed in Japan.と書いてあるからこの本の場合は装丁者も重要なのだろう。
『MOE』『すばる』『現代』『群像』『讀賣新聞』『週刊文春』『朝日新聞』『小説新潮』『朝日新聞』『東京人』に掲載されたものに書き下ろしを加えたエッセイ集。冒頭に池田進吾撮影(と思われる)数葉のカラー写真が収められていて、その中の一枚には申し訳程度に小さく写った角田の顔も載っている。
本書所収の「人を喜ばせるプロフェッショナル」を読むと『まどろむ夜のUFO』の「ギャングの夜」が実際の叔母がモデルなのがわかった。