『モーニング娘。』リーダー「矢口真里」についての重要なお知らせ

何をどうしたいのか不可解。あーだこーだ言いたいけど矢口への思い入れは常に3番手くらいなので事態に対する直接の感想は控え、これ以上はやぐヲタの方々に語って頂いて後からキーワードを巡って「そうだよそうだよ」とディスプレイの前で一人うなずいていたい。
で、別の観点からの疑問。事務所や本人が〈「アイドル」としての矢口真里〉〈「アイドル」としての自分を裏切っていた〉と自己規定することに私には違和感が。アイドルかどうかの判断は事務所や矢口真里の手にはなく他者の判断に委ねられるものではないのか?矢口真里がアイドルか否かという「アイドルの倫理」を巡る〔不毛な〕議論の可能性をあらかじめ剥奪し、〈タレントとしての能力〉という退屈な結論に強引に回収しようとするレトリックは、読む側に閉塞感を沸き起こさせる。名前をカギカッコで括って『矢口真里』と書くという点にも同様の狙いが見えてしまい、書き手の不遜さがあらわれているようで読んでいて不快。端的に告知文としては失敗作なんじゃないか。