新左翼

とここまで書いて、「新左翼」がキーワード登録されているのにも驚いたけど、説明の文章がかなり微妙。おそらく、キーワードの説明を書いた人が悪いのではなくて、参照した「新社会学辞典」の項目執筆者がダメなんだろうけど、「60年代になって既成左翼と労働運動への批判者として急激に盛んになった」とか「全共闘運動に足許からの批判者として出会わなければならなくなり」というのは不勉強なのか恣意が働いているのか…。前者は1958年ごろからの60年安保闘争の盛り上がりに対する新左翼運動の過小評価につながるし、後者はどこからどこまでを新左翼運動に含めるか(これはこれで人によってまちまちだから難しいのだけど)という点において全共闘運動を新左翼運動に含めないというかなり狭義的な解釈を引き出す結果になっている。*1のように社会党の青年組織として結成された社会主義青年同盟社青同〕を新左翼に含めるならば(これもかなりアクロバティックな解釈、っていうか8割がた間違いだけど)、「既成」左翼との違いがかなりあいまいになってしまうし。とりあえずマル共連なんかの共産趣味サイトの方がはるかに信頼性が高い。
勝手に編集しなおすか思案してみます。